うちの夫は、現在61歳です。
10年前から、不整脈が出るようになりました。
脈が速くなったり遅くなったりして
体がきついのです。
そんな夫がどうなったのか、検査や治療法など
体験談を詳しくご紹介します。 

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脈が速くなったり遅くなったりで体がきつい!

「不整脈」って、誰もが少しはあるようです。
特に高齢になっていくと、多いようですね。
しかし、夫の場合は
そんな単に、”加齢によるもの”だけではなく
もっと酷いものでした。

そんな不整脈が出た後は
なんとも言えない、きつさと言うか
体がだるくなるようです。

だいたい、不整脈が出るのが
寝ている間か、朝起きてすぐが多かったです。

そして、不整脈の大きさによって
その日、一日中動けない時
午前中だけ動けないとき
また、2~3日間動けない時もありました。

不整脈の症状

普通は、正常だと トクン、トクンと
1分間に60回前後、規則的に脈打つものですが

遅く脈打ち、少ない数しか脈打たなかったり
また、逆に脈が速く 通常より速く脈打ったり
また脈が飛んだりと
めちゃくちゃに脈を打つわけです。

これは、体は寝ていても心臓だけが
全力疾走で走り続けている感じで
とってもきつくなるのです。

しかし、不整脈が激しく出ている時は
体がとってもきついので
病院へ行く気力が無いのです。

かと言って、不整脈が治まってから
病院へ行って診察しても、分からないのです。

「心臓」と言っても、いくつもの病気があります。
それが断定できないので、治療法が分からないのです。
もちろん薬も出ません。

不整脈の検査をする

不整脈が出るたびに、「心臓で有名な病院」へ いくつも受診しました。
しかし、不整脈が治まった後だと
どこの名医がいる病院でも結果は同じ。

治療法がわからないわけです。
 
心電図をつけたまま、走ったりして 調べてみたり
24時間の心電図を付けて、調べたりもしましたが

そんな時には、都合よく不整脈が出ないのです。
不整脈が出なかったら 何にもなりません。
 
どの先生も
「不整脈が出た時に来てください。」と言われました。
なので、きつくても
不整脈が出ている時に、受診する事をおすすめします。

 

不整脈の原因が心房細動と判明

ある晩、大きな不整脈が出ました。
横になったら治まるのでは、と思い
夫は夜9時頃、就寝しました。

しかし、その晩は不整脈がずっと治まらず
朝方3時頃、夫が私を起こし
不整脈を訴えました。

今回の不整脈は、脈が速くて
リズムは、めちゃくちゃな状態でした。

しかし、今回はその不整脈が
何時間経っても 治まらないのです。

夫は、救急車はイヤだと
自家用車で行きたいと言いましたが

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きつくて動けないのと、病院側では どうしても
救急車の患者を優先するとの事でしたので
私は、救急車を呼びました。

救急隊員も夫の酷い不整脈にびっくりしていました。

救急病院に着いて、不整脈を鎮める点滴をしていましたが
結局、治まったのがお昼ごろでした。

とっても怖かったです。
でも、その結果
不整脈の原因が心房細動と判明しました。

今迄、ずっと不整脈の病名も治療法も
わからずにいましたが
今回は、おかげで初めて病名が判明したのです。

心房細動の治療法

不整脈の原因が心房細動と判明し
主治医からは、手術を勧められました。

心臓は上下の部屋に分かれているのですが
心房細動は、上の心房が痙攣を
起こした状態になるのです。

心房細動の不整脈は、体はきついのですが
命に直接関係するわけでは、ないようです。

ただ、心房が本来の働きをするのは
ポンプの役目を果たし、血液を送り出すものですが

震えるだけでなので 血液をうまく押しだすことが出来ません。
血液は、流れないと固まる習性があります。

なので、血栓(血の塊)ができ
それが他の臓器の動脈を塞いでしまう危険性があるのです。
脳梗塞などになる危険があるわけです。

心房細動の治療法は
外科的な手術による治療と
内的な薬による治療 また
カテーテルアブレーション治療(心筋焼灼術)があります。

薬よる治療だと
心房細動を起こりにくくする抗不整脈薬による治療で
心房細動を根本的に治療するものでは ありません。

そのため、ずっと薬を飲まないといけないので
他の臓器への副作用なんかも出てきます。

なので、夫は、外科的な手術による
カテーテルアブレーション(心筋焼灼術)の
治療を選びました。

不整脈の根本的な治療で、全身麻酔をし
胸を開いて、直接心房細動のもととなる異常な
興奮刺激が心臓内に伝わらないようにする治療なのです。

カテーテルアブレーションよる治療とは

カテーテルアブレーションよる治療とは
局所麻酔で、カテーテルと呼ばれる直径約2mmの管を

心臓内に挿入して
不整脈のもととなる 異常な部分に、高周波電流を流し
焼灼を行います。

先生は、”焼く”と言っていました。

局所麻酔なので、治療中は熱さや軽い痛みを

感じる事もあるようです。

外科的な手術に比べて、体への負担が少ないので
うちの夫は、「カテーテルアブレーション」

することになりました。

これで、完治する可能性は60~70%だそうです。
だいたい、2度この

「カテーテルアブレーション」を することにより
ほぼ治るようです。

不整脈のまとめ

今回夫は、すぐに死につながる状態ではありませんでしたが
状態によっては、危険な場合もあります。

不整脈を感じたら、不整脈の状態が続いているうちに
すぐに受診することをおすすめします。

また、一緒に寝ていたことで
夜中の夫の不整脈がわかりました。
一緒に寝ていて、良かったと思います。

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